2013年02月05日

妙に気になった鹿児島市政だより

昨年末から体の具合が悪く、更新ができないでいました。
たいへん申し訳ありませんでした。
調子がよくなったかと思いましたら、今度は風邪で寝込む始末。

それでも『鹿児島市政だより』だけは目を通しておりまして、妙に気になった記事を少し紹介いたします。
当時の、市民生活の一端をかいま見ることができるようです。
お食事中の方は、食べ終わった後に再度おいで下さい。

■ 昭和32年12月5日第85号
第85号2面の最下部に、次のような広告が掲載されています。
ゴミ・コエなど汚物についてのご用命は

● 自家のゴミ取り、ふん尿くみ取りを、希望される方は、衛生課または巡回中の収集者、くみ取者に申し込 んでください。
● ゴミ取りは通常3日に一回、ふん尿くみ取りは申込みの翌日に参ります。
● 大口くみ取には、便利でまた衛生的なポンプくみ取車がいます。
● ちり箱の欲しい方は申し込んで下さい。
 木製コールタール塗り 300円です。
 その日に配達します。

若い方々は、「コエ」というのが分かりますでしょうか。
「肥やし」が訛って「コエ」になったもので、ふん尿のことになります。
かなり以前、MBCラジオで「城山すずめ」を聞いていたときのこと。
パーソナリティは、瀬川洋一郎さんで旧制中学での軍事教練の話をしていました。

瀬川さんと同級生ふたりだけが、選抜されて勇ましい名前をいただいた部隊に任命されたという話でした。
部隊の名前は、「振武隊」だったかハッキリしませんが、勇ましい名前であったことは確かでした。
ふたりが指定された場所で任務に就いたところ、そこでの仕事は「コエタンゴ運び」だったそうです。

「タンゴ」というのは、木桶のことです。
肩に天秤棒のようなものを掛け、前と後にタンゴをぶら下げて運びます。
慎重に歩かないと、タンゴの中の物がチャプチャプと波を打って溢してしまうことになります。
こぼれる心配のあるコエ運びですが、昭和28年9月5日第48号には、その心配を払拭してくれるものが登場します。

■ 優秀な汲取車 おめみえ
『鹿児島市政だより』昭和28年9月5日第48号の2面を参照ください。

優秀な汲取車 おめみえ」とタイトルを打ち、写真まで掲載されおり、次のように紹介されています。

「どこの都市でも屎尿処理には非常に悩まされています。これが簡単に処理できれば申し分ありません。なかなかそう簡単には参りません。

そこで本市は、このたび235万円を投じて優秀な汲取車(真空式屎尿処理車)を購入しました。
この車は4000立(22石)を約5分間で吸い上げ又、同じ時間で排出するという優秀な車です。

しかもホースを使用しますので臭気も出ず、こぼれる心配もありません。まことに衛生的にできています。
これで本市の屎尿処理もぐっと成績があがるわけであります。」(以下、省略)

最近では、バキュームカーも見かけなくなったような気がします。
バキュームカーで思い出したことがありました。
小学校の4,5年の頃、たまたま読んだ鹿児島新報の記事です。
「卸売市場附近でバキュームカーのホースが外れ、辺り一面屎尿まみれ」という記事だったと思います。
たしか、小さな写真(シロクロ)も掲載されていたような気がします。

鹿児島市政だよりに掲載された、バキュームカーの話でしたが、古い記憶まで引き出してしまいました。
次に県立図書館に行った際は、鹿児島新報に当たってみようと思います。
その報告につきましては、しばらく時間をくだされたい。




posted by ぶらかご.com at 00:11| Comment(0) | 戦後の鹿児島市 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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